病院のご案内
臓器提供意思表示カード
市立砺波総合病院における臓器・組織の提供に関する方針
当院ではご本人の意思を尊重するという方針に基づいて医療を行っており、終末期や死に際してもご本人の意思が尊重されるべきであると考えています。
当院は2004年から心停止後の臓器提供病院として、臓器提供に関する体制整備を進めるとともに、移植医療の啓蒙活動に努めてきました。
2012年に脳死下臓器提供が可能な病院と認められ、2014年8月開催の倫理委員会において承認を得て、患者さんやご家族から臓器提供の意思表示があった場合、
その尊いお気持ちを無駄にせず、そのご意思を実現できるようように院内体制を整えています。
当院では問診表で皆様の医療に対する考え方や意思表示の有無を確認させていただいていますのでご協力ください。
臓器提供の意思表示について
臓器移植は、善意の提供があってこそ成り立つ医療です。
あなたの意思で助かる命があります。
臓器提供の意思表示にご協力ください。
日本で臓器の提供を待っている人はおよそ1万3千人。
日本では臓器の提供が少なく、数多くの人が移植を希望しながら亡くなられています。
自分が脳死となって最期を迎えた時、誰かの命を救うことができます。
臓器提供意思表示カードは、あなたの臓器提供に関する意思を表すものです。
脳全体の働きがなくなり、たとえどのような治療を行っても回復の可能性がなく、死が避けられない状態である脳死となった時、
選択肢のひとつとして臓器提供があります。
2010年に臓器移植法が改正され、本人の書類による意思表示がなくても、ご家族の同意で臓器提供が可能となりました。
その時、『あなたは臓器提供についてどう考えていたのか』がとても重要になります。
あなたに代わってその意思決定をするご家族は、あなたの考えが分からないと「本当はどうしたかったのか」とても悩みます。
万が一の時、ご家族が決断に迷われないためにも、日頃から臓器提供についてよく話し合い意思を表示しておくことが大切です。
臓器提供意思表示カードは、あなたの権利を守ります。一般にはドナーカードとも言われていますが、
「臓器提供したい」と言う意思だけでなく「したくない」と言う意思も表すことができます。
提供したい場合には、脳死の状態で提供したい・心臓が停止した後に提供したいと、提供する臓器についても選ぶことができます。
意思表示カードと提供までの流れ
当院では、
脳死後及び心臓が停止した死後の臓器提供が可能です。
カードはご家族とよく話し合ったうえで、正しく記入し携帯して下さい。
カードに代わるものとして、運転免許証や保険証、マイナンバーカード、インターネットでも意思表示できます。
カードもシールも、気持ちが変わったら、いつでも書き直しができます。
意思表示カードやパンフレットは、当院の正面玄関と健診センター1階に設置してありますのでご覧ください。 その他市役所や行政センター、郵便局、保健所(厚生センター)、運転センター、コンビニエンスストアなどにも置いてあります。
お問い合わせ
当院では7名の院内コーディネーターが、ご質問やご相談を承っています。
お問い合わせ先 | 砺波総合病院看護部 電話:(0763)32-3320(代表) |
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院内コーディネーター | 本田里佳、坂次順子、湊智恵、齋藤和泉、 笹島悠希、山田雅子 |
その他のお問い合わせ先 |
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参考リンク |
日本臓器移植ネットワーク 富山県アイバンク |