病院のご案内
病院概要
院長挨拶

院長 河合博志
新年あけましておめでとうございます。 日頃より、砺波総合病院の診療や取り組みに深いご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
昨年も医療を取り巻く環境は厳しい状況が続きましたが、砺波総合病院は地域の皆さまに支えられながら、日々の医療を安定して提供することができました。あらためて、地域の皆さまの信頼に感謝申し上げます。
令和7年度には、2019年に策定した病院将来ビジョンに基づき病棟の再編を行い、新たに緩和ケア病棟を開設しました。この緩和ケア病棟では、がん患者さんの痛みやつらさを和らげる医療に加え、ご本人とご家族の思いに寄り添いながら、その方らしい時間を大切に過ごしていただけるよう支援しています。これにより、治療だけでなく「生活の質」を大切にした医療を地域の中で提供できる体制が整いました。遠方の医療機関に移ることなく、住み慣れた地域で安心して療養できることは、患者さんとご家族にとって大きな意味を持つものと考えています。
病床数は471床から396床へと見直しましたが、これは病院の規模を縮小するためのものではありません。医療スタッフや医療資源をより効果的に配置し、急性期医療の質を高めるとともに、緩和ケアを含めた切れ目のない医療を提供するための前向きな取り組みです。この病棟再編が砺波市の10大ニュースの一つに選ばれたことは、地域の皆さまにその意義をご理解いただけた結果であると受け止めています。
また、人材の面でも、砺波総合病院は多くの医療者から選ばれています。臨床研修医は5年連続で定員を満たし、看護師についても多くの応募をいただきました。こうした人材の確保は、地域の皆さまに安定した医療を提供し続けるための大切な基盤です。
医療費や物価の高騰などにより病院経営を取り巻く状況は依然として厳しいものがありますが、砺波総合病院は地域の皆さまや議会、市当局のご支援を受けながら、職員が安心して医療に専念できる体制を維持しています。今後も健全な経営に努め、急性期医療から緩和ケアまで、地域の皆さまの暮らしに寄り添う医療を守ってまいります。
これからも砺波総合病院は、砺波医療圏の中核病院として、そして富山県西部の医療を支える病院として、地域の皆さまに信頼され、必要とされる病院であり続けることを使命としています。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2026年1月 市立砺波総合病院 院長 河合 博志
令和7年度の病院運営の基本方針
令和7年度基本方針及び施策
市立砺波総合病院は、砺波医療圏の中核病院として地域の医療施設との連携を図り、急性期医療を核として地域住民の生命を第一に確保するとともに、民間では困難な高度医療や特殊医療をはじめ、救急医療、災害医療、小児医療、周産期医療、精神医療、へき地医療及び新興感染症対応も含めて、採算・不採算にかかわらず、質の高い医療を継続的・安定的に提供します。
また、患者さん・ご家族・職員を大切にするとともに、広く地域住民並びに医療機関を対象とした予防・啓発活動や研修会、安全管理などの先駆的取組みを通じて、地域医療全体の質の向上に貢献し、自治体病院として信頼される医療提供に努めます。
あわせて、一層の経営強化を図るため、「病院経営強化プラン」(計画期間:令和6年度から令和9年度)に基づき、経営目標の達成に向けて効率的・効果的な運営を推進します。
~基本方針【憲章と同じ】~
- 1 患者さんの権利を尊重します
- 2 医療の安全を追求し、信頼される医療を提供します
- 3 医療・福祉・介護・保健分野との連携に努め、地域医療の推進に努めます
- 4 職員が働く喜びと誇りの持てる職場をめざします
- 5 健全な病院経営に努めます
~基本施策【主要施策】~
- 1 患者さんの権利の尊重
- 患者さんの権利に関して医療従事者の意識を向上させ、希望に応じて診療記録を開示し、 わかりやすい説明と患者さん及びご家族等と医療従事者の合意による意思決定を推進するため、両者の信頼関係を高め、協働で行うことに努めます。
- 患者さんの診療に関する個人情報やプライバシーを厳正に保護します。
- 患者さんの権利を尊重し、併せて患者さんの責務についてご理解いただくよう努めます。
- 病院の倫理方針を定め、適切な医療に努めます。
- 2 医療の安全性の追求、信頼される医療の提供
- 医療の質と安全の確保を第一とし、上質で安全な医療サービスの継続的な提供に努めます。
- 病院機能の充実を図ることにより、急性期医療から在宅医療まで地域に求められる病院として、 適切な医療提供体制の維持や災害時における患者さんと住民の安全確保を図ります。
- 患者さんを中心に家族、多職種が参加した安全で信頼されるチーム医療を目指します。
- 3 医療・福祉・介護・保健分野との連携、地域医療の推進
- 地域住民のニーズに対応し、地域の医療機関、福祉・介護・保健分野と連携した地域包括ケアシステムの一翼を担い地域完結型医療を目指します。
- 救急医療の充実を図るとともに、専門医や研修医の確保・育成に努めます。
- 訪問看護ステーション及び居宅介護支援事業所による在宅医療を推進します。
- 診療所等との医療情報の共有化に努め、病診連携・病病連携の強化を図ります。
- 地域の医療機関と連携・協力関係を推進し、地域全体の医療の質向上と安全性を図り、地域医療支援病院の役割を果たします。
- 感染症指定医療機関として平時から感染予防対策を徹底し、地域の医療機関と連携しながら新興感染症に対応します。
- 「緩和ケア病棟」への在宅がん患者の受入れを円滑に行うため、在宅医療との連携強化を図ります。
- 4 働く喜びと誇りの持てる職場の推進
- 医療従事者としての誇りと自覚を持てるよう、研修や自主研究等を推進し、人間性豊かで専門性を兼ね備えた医療人の育成を行います。
- 医療従事者として研鑽に励み、互いに助け合い、質の高い安全な医療を実践します。
- 医師・看護師事務作業補助等により業務の軽減化を推進し、ワーク・ライフ・バランスの改善に努めます。
- 子育て支援等に関して職員が働き続けることができる環境整備に努めます。
- 働き方改革を推進するため、労働時間の適正な把握を行うとともに、医療従事者の働き方の調査・研究を進め、医療従事者が健康に働くことができる環境づくりに努めます。
- 5 健全な病院経営の推進
- 適正な医療環境を整備し、安定した経営基盤の確立を目指します。
- 医療データの有効活用を図り、医療の質向上に努めながら、医業収益の改善を行います。
- 病院新改革プランに基づく効率的な経営管理を行い、健全経営を維持するとともに、実施状況の点検・評価・公表を行います。






