診療科
内科
消化器内科
科の特色
2007年1月に地域がん診療連携拠点病院に指定、また2008年4月に肝炎診療連携拠点病院に選定され、富山県西部の肝炎・肝癌治療の中心的な役割を担っています。
診察する主な病気(病名)
肝炎・肝癌の他、内視鏡的治療の対象となる早期胃癌や内視鏡的処置が必要な膵胆道疾患等を中心に診療しています。
年間治療(手術)状況
肝癌の多くはB型あるいはC型慢性肝炎から発症します。 抗ウイルス療法は肝癌発症率を低下させる(一次発癌予防)効果があり、また肝癌発症後も根治的な治療後に抗ウイルス療法を行う(二次発癌予防)事もあります。
このような、抗ウイルス療法導入される患者さんや肝癌と診断され、ラジオ波焼灼術・肝動脈塞栓術、動注化学療法及び全身化学療法・放射線治療を 受けられる患者さんの数は、この一年でかなり増加しました。
他、早期の食道癌、胃癌に対する内視鏡治療や消化管出血に対する内視鏡的止血術、総胆管結石に対する内視鏡的乳頭切開術や内視鏡的乳頭バルーン拡張術、 閉塞性黄痘に対する内視鏡的経鼻胆汁ドレナージ術や胆管ステント挿入術などの治療も行っています。
- 肝動脈塞栓術(TAE)とは
癌に酸素を供給している血管を人工的にふさぎ、癌を壊死に陥らせる治療法です。 - 経皮的エタノール注入療法(PEIT)とは
強力な脱水凝固作用をもつ純エタノールを、超音波映像下に直接針を穿刺して腫瘍内に注入し、腫瘍細胞を壊死に至らせる方法です。 - ラジオ波治療(RFA)とは
肝臓癌を切らずにおなかに針を刺して電気の熱で癌を焼く方法です。 - 抗ウイルス療法とは
B型慢性肝炎ではインターフェロン・ラミブジン・アデフォビル・エンテカビル、C型慢性肝炎ではインターフェロン・リバビリンで治療しています。