診療科
耳鼻咽喉科
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印刷用はこちら - 外来診療担当
- 診療医紹介
- 科の特色
- 診察する主な病気(病名)
- 年間治療(手術)状況
- 最新治療情報

診察受付・診察時間
診察受付時間
初診 | 午前:8時15分~11時 |
---|---|
再診 | 午前:8時~11時 午後:予約のみ |
診察時間
初診 | 午前:8時30分~ |
---|---|
再診 | 午前:8時30分~ 午後:予約のみ |
外来診療担当
初診、再診
月曜日 | 午前:牧田、南部 |
---|---|
火曜日 | 午前:牧田、南部 |
水曜日 | 午前:牧田、南部 午後(予約のみ):牧田、南部 (補聴器相談 13:00~16:00) |
木曜日 | 午前:牧田、南部 |
金曜日 | 午前:牧田、南部 |
詳しくは 外来担当一覧(PDF) をご参照ください。
診療医紹介
氏名 | 卒業年 | 専門分野 | 所属学会等 |
---|---|---|---|
医長 南部 亮太 |
平成24年 | 耳鼻咽喉科一般 | 日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医 日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医 厚生労働省音声言語機能等判定医 |
医長 牧田 春菜 |
平成24年 | 耳鼻咽喉科一般 | 医学博士 日本耳鼻咽喉科学会専門医 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会員 耳鼻咽喉科臨床学会会員 日本頭頸部癌学会会員 |
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科の特色
耳鼻咽喉領域の良性疾患の手術を中心に、急性感染症、突発性難聴、めまい等の診療にあたっています。 わかりやすい言葉で電子スコープ等の鮮明な画像など利用して説明し充分な理解が得られるように努めています。
喉頭がんや咽頭がんに代表される頭頸部の悪性腫瘍は早期発見に努めており、 金沢大学医学部附属病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科の応援を得て手術や化学療法に取り組んでいます。
診察する主な病気(病名)
- 鼻炎
- 副鼻腔炎
- 咽喉頭炎
- アデノイド
- 中耳炎
- 声帯ポリープ
- 突発性難聴、顔面神経麻痺
- 甲状腺腫瘍、唾液腺腫瘍
- 頭頸部悪性腫瘍
年間治療(手術)状況
鼻副鼻腔手術、慢性扁桃炎やアデノイド手術、声帯ポリープなど喉頭微細手術、小児の鼓膜チューブ留置術、気管切開術、頭頸部腫瘍手術などです。
手術名 | 2020年度 | 2021年度 |
---|---|---|
鼻内視鏡手術 | 17例 | 18例 |
口蓋扁桃摘出術(拡大扁摘含む) | 16例 | 21例 |
アデノイド切除術 | 1例 | 4例 |
鼓膜換気チューブ留置術 | 8例 | 11例 |
鼓室形成術・鼓膜形成術 | 0例 | 0例 |
甲状腺手術 | 16例 | 23例 |
喉頭微細手術 | 18例 | 16例 |
耳下腺摘出術 | 4例 | 8例 |
顎下腺摘出術 | 6例 | 1例 |
頸部リンパ節郭清術 | 2例 | 3例 |
リンパ節摘出術(生検含む) | 4例 | 16例 |
気管切開術 | 4例 | 4例 |
耳の良性腫瘍摘出術 | 5例 | 1例 |
下鼻甲介レーザー焼灼術 | 5例 | 9例 |
頸部良性腫瘍摘出術 | 1例 | 2例 |
中咽頭腫瘍摘出術(良・悪性) | - | 5例 |
合計 | 107例 | 142例 |
最新治療情報
(1)鼻の疾患
CTや鼻内視鏡等で病変を評価した上で、まずは薬物治療を行います。それでも治らない場合は、全身麻酔下で内視鏡下鼻内手術を行います。
マイクロデブリッダーを使用することで出血も少なく術後の疼痛も軽減されています。
慢性副鼻腔炎のうち難治性である好酸球性副鼻腔炎に対しては、呼吸器内科と連携しながら治療を行います。 気管支喘息やアトピー性皮膚炎ですでに使用されていた IL-4/13 をターゲットにした生物学的製剤であるデュピルマブが、 2020年3月に鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎においても適応となり、手術後の再発症例や全身ステロイドで改善の乏しい 難治性の副鼻腔炎に対する新たな治療薬の選択肢となりました。高額な薬剤で、適応条件もあるため、投与の判断は慎重に決定しています。
アレルギー性鼻炎で薬物治療に抵抗性の場合は、下鼻甲介レーザー焼灼術(日帰り手術)、粘膜下下甲介骨切除術を行っています。 重症のスギ花粉症でお困りの方は、スギ花粉と結合した特異的な抗体をブロックする抗IgE抗体(オマリズマブ)療法が有効です。 2週間もしくは4週間に1回の皮下注射を行うことによって、鼻水やくしゃみの症状が改善されます。 スギ花粉が飛散している時期に限定して行いますので、富山県では12月末から5月頃までの投与が望ましいとされています。 抗IgE抗体療法は、花粉症全ての方に適応があるわけではありませんので、鼻水が出て受験勉強に集中できない、 春先のゴルフで鼻水やくしゃみが出て困っているといった方は、早めに当科にご相談ください。
慢性副鼻腔炎のうち難治性である好酸球性副鼻腔炎に対しては、呼吸器内科と連携しながら治療を行います。 気管支喘息やアトピー性皮膚炎ですでに使用されていた IL-4/13 をターゲットにした生物学的製剤であるデュピルマブが、 2020年3月に鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎においても適応となり、手術後の再発症例や全身ステロイドで改善の乏しい 難治性の副鼻腔炎に対する新たな治療薬の選択肢となりました。高額な薬剤で、適応条件もあるため、投与の判断は慎重に決定しています。
アレルギー性鼻炎で薬物治療に抵抗性の場合は、下鼻甲介レーザー焼灼術(日帰り手術)、粘膜下下甲介骨切除術を行っています。 重症のスギ花粉症でお困りの方は、スギ花粉と結合した特異的な抗体をブロックする抗IgE抗体(オマリズマブ)療法が有効です。 2週間もしくは4週間に1回の皮下注射を行うことによって、鼻水やくしゃみの症状が改善されます。 スギ花粉が飛散している時期に限定して行いますので、富山県では12月末から5月頃までの投与が望ましいとされています。 抗IgE抗体療法は、花粉症全ての方に適応があるわけではありませんので、鼻水が出て受験勉強に集中できない、 春先のゴルフで鼻水やくしゃみが出て困っているといった方は、早めに当科にご相談ください。
(2)耳の疾患
中耳(鼓膜の奥)に水がたまる滲出性中耳炎や、急性中耳炎を繰り返して保存的な治療で治らない症例に対しては、
鼓膜にチューブを留置して症状の改善を図ります。複雑な真珠種性中耳炎は、専門医療機関に紹介いたします。
(3)感染症
耳鼻科領域でみられる感染症(急性扁桃炎、急性喉頭蓋炎など)に対しては、重症の場合は入院して適切な抗生剤を用いて治療を行っています。
(4)突発性難聴、末端性顔面神経麻痺
ある日突然片方の耳が聞こえなくなる突発性難聴や、顔の筋肉の動きが悪くなる顔面神経麻痺に対しては、
早期入院の上ステロイド・プロスタグランジン製剤等の点滴治療を行っています。
(5)頭頸部良性腫瘍
甲状腺腫瘍と耳下腺腫瘍の手術では、NIM Response3.0を使用して術中神経モニタリングを行っています。
甲状腺のすぐ後ろを走行している反回神経という声帯を動かす神経を確認しながら手術を行い、
術後の声帯麻痺(声枯れの原因となります)を起こさないように気を付けています。
耳下腺の場合は、耳下腺内部を走行する顔面神経を確認しながら手術を行います。顔面神経麻痺を起こさない安心安全な手術をするように努めています。
(6)頭頸部悪性腫瘍
早期例は放射線療法、レーザー手術(喉頭がん)を施行。進展例は抗がん剤と放射線を併用して治療を行っています。
分子標的治療薬であるアービタックス®(セツキシマブ)を使うこともあります。
再建を要する症例は診断確定後速やかに専門病院への紹介を行っています。
進行再発例に対しては、免疫チェックポイント阻害薬のオプジーボ®(ニボルマブ)やキイトルーダ®(ペンブロリズマブ)も
使用して治療を行っています。また、がんの苦痛を和らげる緩和医療も行っています。