診療科
脊椎・脊髄病センター
このたび、脊椎・脊髄病センターを平成29年4月1日より開設することとなりました。
北陸の大学附属病院では専門外来として脊椎外科がありますが、一般病院にはそのような専門外来は少なく、 当院でも脊椎・脊髄病患者疾患の専門外来を毎週金曜日午後に予約制で開設することとしました。
診察受付・診察時間
当脊椎・脊髄病センターでは、日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医である髙木泰孝、林寛之が、金曜日の午後に専門外来を開きます。 隔週担当医が変わり、完全予約制となります。来院時には紹介状(診療情報提供書)が必要となります。
外来診療担当
月曜日 | |
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火曜日 | |
水曜日 | |
木曜日 | |
金曜日 | 午後:髙木(第4、5)、林寛(第1、3)、安念(第2)【15時~17時】(予約のみ) |
詳しくは 外来担当一覧(PDF) をご参照ください。
診療医紹介
氏名 | 卒業年 | 専門分野 | 所属学会等 |
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副院長 主任部長 髙木 泰孝 |
昭和61年 | 脊椎脊髄外科 外傷 脊髄損傷 |
金沢大学整形外科臨床教授 日本整形外科学会専門医、リウマチ医、スポーツ医、脊椎脊髄病医、運動器リハビリテーション医 日本リハビリテーション医学会専門医、指導医、認定臨床医、代議員 日本リウマチ財団リウマチ登録医 日本骨粗鬆学会認定医 中部日本整形外科災害外科学会評議員 (公財)日本スポーツ協会公認スポーツドクター 日本脊椎脊髄病学会専門医、指導医 日本骨折治療学会評議員 日本創外固定・脚延長学会会員 |
部長 林 寛之 |
平成15年 | 整形外科一般 脊椎脊髄外科 |
日本整形外科学会専門医、脊椎脊髄病医 日本脊椎脊髄病学会専門医、指導医 日本骨粗鬆学会認定医 日本腰痛学会会員 日本骨・関節感染症学会会員 日本脊椎インストゥルメンテーション学会会員 中部日本整形外科・災害外科学会会員 |
医長 安念 遼平 |
平成26年 | 脊椎脊髄外科 | 日本整形外科学会専門医 日本脊椎脊髄病学会会員 中部日本整形外科・災害外科学会会員 |
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センターの特色
当センターでは手術用機器としては、脊椎専用の手術用顕微鏡1台、脊椎内視鏡手術システム(MED)2式、脊椎内視鏡手術システム(FED)1式、 脊椎顕微鏡手術システム(MD)1式、術中脊髄神経刺激装置1台を保有しています。
当院における脊椎手術の歴史を一部報告します。
- 1984(昭和59)年腰椎椎間板ヘルニアに対する顕微鏡下椎間板摘出術(Casper法)を高木泰孝の前任である北野喜行元院長が北陸で初めて導入しました。
- 2001(平成13)年腰椎椎間板ヘルニアに対する内視鏡下椎間板摘出術(MED法)を導入しました。
- 2002(平成14)年腰椎椎間板ヘルニアに対する顕微鏡下椎間板摘出術(MD法)を導入しました。
- 2006(平成18)年脳脊髄疾患による重度の痙縮に対する治療法である髄腔内バクロフェン投与療法(ITB療法)を北陸で初めて導入しました。
当院では令和3年3月末まで32例のITB療法のポンプ植込み術を施行しています。 - 2010(平成22)年腰椎椎間板ヘルニアに対する局所麻酔での内視鏡下椎間板摘出術(FED法)を北陸で初めて導入しました。
- 2012(平成24)年より上下肢の痙縮に対してボトックス療法を導入しました。
診察する主な病気(病名)
当センターの対象疾患としては腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎圧迫骨折、頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎後縦靭帯骨化症、 胸髄症、脊髄腫瘍、転移性脊椎腫瘍、側弯症、痙縮をきたす脳・脊髄疾患など脊椎・脊髄病疾患全般となります。
当センターでは身体への負担が少ない低侵襲手術を導入しています。低侵襲手術に取り組むことで入院期間を短縮することができるようになりました。 病状が少しでも良くなるように診断・診療します。
センター所長紹介
脊椎・脊髄病センター所長 髙木泰孝
髙木泰孝の脊椎部門研修歴としては、
- 2004(平成16)年2月~3月(5週間):総合せき損センター(福岡県飯塚市)
- 2006(平成18)年11月~12月(5週間):イギリス・ノッチンガム大学病院脊椎部門 があります。