診療科
皮膚科
- 診察受付・診察時間
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印刷用はこちら - 外来診療担当
- 診療医紹介
- 科の特色
- 診察する主な病気(病名)
- 年間治療(手術)状況
- 最新治療情報

診察受付・診察時間
診察受付時間
初診 | 午前:8時15分~11時 |
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再診 | 午前:8時~11時 午後:予約のみ |
診察時間
初診 | 午前:8時30分~ |
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再診 | 午前:8時30分~ 午後:予約のみ |
外来診療担当
初診、再診
月曜日 | 午前:石田、東(9時開始) 午後:石田、東(予約のみ) |
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火曜日 | 午前:石田、東(9時開始) 午後:石田、東【検査・手術】 |
水曜日 | 午前:石田、東(9時開始) 午後:石田、東【検査・手術】 |
木曜日 | 午前:石田、東(9時開始) 午後:石田、東(予約のみ) |
金曜日 | 午前:石田、東(9時開始) 午後:石田、東【検査・手術】 |
詳しくは 外来担当一覧(PDF) をご参照ください。
診療医紹介
氏名 | 卒業年 | 専門分野 | 所属学会等 |
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部長 石田 済 |
平成 7年 | 皮膚科一般 | 日本皮膚科学会専門医 日本皮膚悪性腫瘍学会会員 |
医員 東 晃太郎 |
平成28年 | 皮膚科一般 | 日本皮膚科学会会員 |
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科の特色
皮膚に異常があり、皮膚病と考えて外来を受診される患者さんは何でもまず診察させて頂いております。 診察後、全身疾患の皮膚症状のため内科に紹介したり、専門的な手術が必要なため形成外科に紹介したりという場合もあります。
総合病院の中の皮膚科でありますので、皮膚症状のある他科の患者さんの診断や治療の協力にも努めております。
診察する主な病気(病名)
- 湿疹群(接触皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹、アトピー性皮膚炎)
- 蕁麻疹
- 紅斑症(結節性紅斑、多形滲出性紅斑)
- 紫斑病
- 皮膚の血管炎
- 感染症(真菌、細菌、ウィルス)
- 尋常性乾癬、乾癬性関節炎、掌蹠膿疱症
- 薬疹
- 中毒疹
- 毛髪、爪疾患
- 脂腺系疾患(尋常性ざそうなど)
- 色素異常(白斑など)
- 母斑(あざ)
- 熱傷
- 薬傷
- 皮膚腫瘍 など
年間治療(手術)状況
令和元年度
- 外来患者数:1日平均 46人
- 入院患者数:1日平均 4人
- 病理標本依頼数(切除および生検併せて):105件
手術の内容
色素性母斑、老人性疣贅、粉瘤、脂肪腫、異所性内膜症、
老人性角化症、ボーエン病、基底細胞癌、有棘細胞癌、
乳房外パジェット病などの切除(局所麻酔、全身麻酔含めて)
入院の疾患
帯状疱疹、蜂窩織炎、丹毒、水痘、円形脱毛症(ステロイドパルス療法)、
水疱性類天疱瘡、薬疹、ボーエン病、乳房外パジェット病、
IgA血管炎、結節性紅斑、皮膚悪性リンパ腫、アトピー性皮膚炎、
接触皮膚炎、基底細胞癌、アナフィラキシー、尋常性乾癬、蕁麻疹、
多形滲出性紅斑、カポジ水痘様発疹症、マムシ咬傷 など
最新治療情報
- Qスイッチアレクサンドライトレーザー(米国キャンデラ社製ALEX Ⅱ)という
主に青アザやシミを治療する目的に開発された医療用レーザーを導入しました。
ALEX Ⅱはメラニン色素に吸収されやすいという特性を生かし、皮膚の異常メラニンだけにレーザーが反応し、徐々に色を薄くしていくことができます。
このレーザー治療では、メラニンの濃さや深さなどによって反応が違ってきますので、すべての症例が1回の治療で完治するわけではありません。 症例によっては10回程度の繰り返し照射を要することもあります。顔の青アザ(太田母斑)の場合、5~10回の治療を行いますが、ほぼ完治します。 一方、シミやそばかすの治療は比較的少ない回数(1~3回)で改善しますが、場合によっては100%シミが消えるというわけではありません。 保険適応、非適応がありますので、治療希望の方はまず受診してください。 - 尋常性乾癬に対しては、日本皮膚科学会が認定した生物学的製剤承認施設になっており、
現在適応のある11種類の製剤のうち8種類を使用しています。
ナローバンドUVB(機器:デルマレイ800)やエキシマライト(機器:エキシライト-マイクロ)を使った最新の光線治療、 シクロスポリン(ネオーラル®)、エトレチナート(チガソン®)、アプレミラスト(オテズラ®)、 ウパダシチニブ(リンヴォック®)、デュークラバシチニブ(ソーティクツ®)などの内服薬による 全身療法から基本となる外用薬による治療全般において、 精通した皮膚科専門医が診療を行います。 - アトピー性皮膚炎の治療はステロイド外用を大きな治療の柱として位置づけていますが、 抗ヒスタミン剤やシクロスポリン内服も治療に追加しています。更に治りにくい方の場合はJAK阻害薬3種類や、 生物学的製剤であるデュピルマブ(デュピクセント®)、トラロキヌマブ(アドトラーザ®)、レブリキズマブ(イブグリース®)、ネモリズマブ(ミチーガ®)の皮下注射も導入して、皮膚の状態の改善に努めています。
- 難治性のじんま疹の治療は皮膚科学会のガイドラインに沿った抗ヒスタミン剤内服治療を行っていますが、 治りにくい方の場合はステロイドやシクロスポリンの内服や生物学的製剤のオマリズマブ(ゾレア®)、デュピルマブ(デュピクセント®)皮下注射による治療も行っています。
- 円形脱毛症に対しては、発症半年以内、脱毛範囲50%未満の急性増悪期にステロイドパルス療法が有効と言われており、 適応のある患者さんには積極的に治療を行っています。それ以外の患者さんにも、免疫治療(SADBEを使用)や紫外線治療、外用療法、 バリシチニブ(オルミエント®)やリトレシチニブ(リットフーロ®)内服とその症状に合わせて治療方法を選択し治療を行っています。
- 男性型脱毛症は、思春期以降に遺伝や男性ホルモンの影響で頭髪の成長期間が短縮し、 額の生え際や頭頂部から薄毛が出現し拡大します。男性ホルモンを抑制する内服薬(プロペシア®、ザガーロ®)が発売され、全額自費負担となりますが、 早期から内服することで抜け毛を予防することが可能と言われています。
- 陥入爪の治療には、弾性ワイヤー、巻き爪マイスター®による矯正治療を積極的に行っています(保険外診療)。 矯正治療で治癒が難しい場合は、局所麻酔でフェノール法による陥入爪手術をしています。 矯正治療や手術以外にも、ガター法やテーピングによる治療などの指導も行っています。
- 尋常性疣贅(ウイルス性のイボ)の治療には主に液体窒素による凍結療法が一般的ですが、
モノクロロ酢酸やフェノールなどの薬品塗布による治療、局所麻酔下にイボ剥ぎ法なども行い、難治例の治療に工夫をしています。
また、ウイルス性のイボには陰部に生じる尖圭コンジローマもあり、イミキモドによる外用治療や液体窒素による冷凍療法、電気メスによるイボ焼灼術 の治療を行っています。 - 伝染性軟属腫(水いぼ)の治療には、痛み止めの麻酔テープ(ペンレス®)を約1時間前に貼ってから摘除を行い、 できるだけ痛みを感じないようにしています。
- ニキビの原因として非常に重要となる毛穴のつまりをとるアダパレン(ディフェリンゲル®)や 過酸化ベンゾイル(ベピオゲル®)、更に過酸化ベンゾイルと抗菌薬のクリンダマイシンの合剤(デュアック®)が発売され、 日本でのニキビ治療が世界基準となりました。炎症性のニキビに対しては抗生物質の内服治療を併用します。